いっちゃん、ひさしぶり。
今でも絵を描いていますか?私の似顔絵を必死に描いてくれたいっちゃんをなつかしく思います。
泣きじゃくりながら謝罪を求める私にいっちゃんが「おれは悪くない。悪いのはお前だ」と吐き捨てお別れすることになったあの日から、もう3年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。
あ、そうそう、お手紙を書いたのには特に理由はないんです。ただ部屋の掃除をしていたらいっちゃんの昔の写真が出てきたから、なつかしくなって。びっくりさせてごめんなさい。
今振り返って考えてみると、あのころの私っていっちゃんに迷惑かけてばかりでしたよね。でも、いつも精神不安定な私にいっちゃんは「おまえって意外と頭良いよね」なんて言ってくれて、少し引いたけど、なんだか嬉しかったのを覚えています。当時ギルメンと浮気していた私はフクザツな気持ちではあったけれど、そんな風に言ってくれる人はいなかったから。
私にとっては数え切れないくらい番目の彼氏でしたが、そういえばいっちゃんにとっては初恋の相手が私でしたよね。最初のころのいっちゃんはセックスですらまともにイケない必死さで初々しかったのに、最終的には打って変わって自分本位になっていましたね。慣れとは恐ろしいものです。
まだ付き合いはじめでラブラブだったころ、いっちゃんは「おれが初めて本気で好きになったのがおまえだ」と言ってくれましたね。人間性もどうかと思いますし、あのころは「今までどんな恋愛をしてきたのだろう」と不安になりましたが、その後どうですか?
総括して言うなら、私はいっちゃんと付き合えたことを、本当に感謝しています。いっちゃんのような人と出会えたからこそ、私は忍耐力が鍛えられましたし、男性選びに慎重になりました。本当に感謝しています。
いろいろ書きましたが、私はいっちゃんが大好きでした。これからもいっちゃんらしさを大切に、あと街中で鏡をチェックするのはもうやめて(笑)、いつか幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. いっちゃんがくれたネックレス、今でも着けてます
リアル元カノからの手紙…
3年か…思い返せば出会いは5年前…
高校を卒業した後、専門学校に通い始めたおれはその年の暮れ、友人達と共に東京に旅行した。
目的はコミックマーケットへの参加だったが、同行した友人は当時彼が没頭していた某ラグ○ロクオンラインのオフ会にも参加するらしい。
オフ会か…
友人が参加するオフ会は、彼が所属していたギルドのメンバーが中心のものだった。
ちなみにおれとそいつらの面識はほぼゼロに等しい。
MSNメッセンジャーで行われていたギルド会議なるものに、なぜか招待されて適当に何度か会話したくらいのものだ。
それにその頃すでにラグ○ロクに飽きていたおれは、めったにログインしていなかった。友人が彼らのギルドに所属したのはそれから大分経ってからの事だ。
そういうわけでコミックマーケットがメインイベントのおれは、二泊三日のうち二日目の午後から友人とは別行動をする予定だった。
だがしかし…
-続く-
今でも絵を描いていますか?私の似顔絵を必死に描いてくれたいっちゃんをなつかしく思います。
泣きじゃくりながら謝罪を求める私にいっちゃんが「おれは悪くない。悪いのはお前だ」と吐き捨てお別れすることになったあの日から、もう3年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。
あ、そうそう、お手紙を書いたのには特に理由はないんです。ただ部屋の掃除をしていたらいっちゃんの昔の写真が出てきたから、なつかしくなって。びっくりさせてごめんなさい。
今振り返って考えてみると、あのころの私っていっちゃんに迷惑かけてばかりでしたよね。でも、いつも精神不安定な私にいっちゃんは「おまえって意外と頭良いよね」なんて言ってくれて、少し引いたけど、なんだか嬉しかったのを覚えています。当時ギルメンと浮気していた私はフクザツな気持ちではあったけれど、そんな風に言ってくれる人はいなかったから。
私にとっては数え切れないくらい番目の彼氏でしたが、そういえばいっちゃんにとっては初恋の相手が私でしたよね。最初のころのいっちゃんはセックスですらまともにイケない必死さで初々しかったのに、最終的には打って変わって自分本位になっていましたね。慣れとは恐ろしいものです。
まだ付き合いはじめでラブラブだったころ、いっちゃんは「おれが初めて本気で好きになったのがおまえだ」と言ってくれましたね。人間性もどうかと思いますし、あのころは「今までどんな恋愛をしてきたのだろう」と不安になりましたが、その後どうですか?
総括して言うなら、私はいっちゃんと付き合えたことを、本当に感謝しています。いっちゃんのような人と出会えたからこそ、私は忍耐力が鍛えられましたし、男性選びに慎重になりました。本当に感謝しています。
いろいろ書きましたが、私はいっちゃんが大好きでした。これからもいっちゃんらしさを大切に、あと街中で鏡をチェックするのはもうやめて(笑)、いつか幸せになってください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. いっちゃんがくれたネックレス、今でも着けてます
リアル元カノからの手紙…
3年か…思い返せば出会いは5年前…
高校を卒業した後、専門学校に通い始めたおれはその年の暮れ、友人達と共に東京に旅行した。
目的はコミックマーケットへの参加だったが、同行した友人は当時彼が没頭していた某ラグ○ロクオンラインのオフ会にも参加するらしい。
オフ会か…
友人が参加するオフ会は、彼が所属していたギルドのメンバーが中心のものだった。
ちなみにおれとそいつらの面識はほぼゼロに等しい。
MSNメッセンジャーで行われていたギルド会議なるものに、なぜか招待されて適当に何度か会話したくらいのものだ。
それにその頃すでにラグ○ロクに飽きていたおれは、めったにログインしていなかった。友人が彼らのギルドに所属したのはそれから大分経ってからの事だ。
そういうわけでコミックマーケットがメインイベントのおれは、二泊三日のうち二日目の午後から友人とは別行動をする予定だった。
だがしかし…
-続く-
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